美心は、あたしを守ってくれた。


あたしなんかのために、そんな傷までつけて……


……美心、馬鹿すぎるよ。



そんなことを思っていたらあたしは、美心を叩いていた。


痛い。




美心を叩いた手も。


それに




心が

つぶされそうに


イタイ。