なんだか、ムカついてきた。 「あ、あの!!」 思わず、大きな声を出してしまった。 「なに?」 今にも寝そうな声。 「ど、どうして、あなたがここに!?」 あたしの癒しの場所に! よりによって、この橘くんが!? 「俺が、ここに居ちゃいけないか?」 「…! …そうじゃなくて」 あたし、もしかして怒らせた? 「な、なんか……ごめんなさい。」 「……ここ、好きなんだ。」