隣のキミ









丁度その時、荷物を持って、ハルくんと山口くんが帰ってきた。



「…美心!やばい!!ウチら顔、真っ赤だよ!」


「うわ!ど、どうしよう!!」



2人であたふたしていると、山口くんが声をかけてきた。


「ごめんねー、遅くなっちゃって…って、なんでそんなに顔が真っ赤なの?」


「「………日焼け?」」


「えぇ!?ひ、日焼け!!?」


まじかー、と山口くんは手で顔を仰いだ。


そんな山口くんを見て、ハルくんはクスクスと笑ってる。




日焼けなんて、するわけがない。


だけど、山口くんはまんまと信じたみたい。


でも、ハルくんはきっと気づいてる。…と思う。




「ま、まぁいいや。もうすぐ電車の時間だから行くぞ」


もう、そんな時間か。



あたしは、オレンジ色の海を目に焼き付けながら、浜辺を後にした。