隣のキミ







「あ、おはよーー」



なにが、おはよう、だ。



「なんで、こんな所で寝てたのー?」


目の前にはチャラチャラした男が2人。


金髪と茶髪の男。


耳には、隙間がないほどのピアスがついていた。


あたしは一言も喋らずに、その場を立ち去ろうとした。


…のに、金髪男が


「ねぇ、遊ぼーよ」と言ってあたしの腕をつかんだ。



怖い、怖い。


誰か、誰か。



あたしは、その思いしかなくて、無言でその手を振り払おうとした。


だけど、思ったより男の力は強くて…。




「チッ。ちょっとは喋ろよ!」



そう言って、金髪男が思いっきり手をあげた。





―――殴られる!



そう思ったあたしは反射的に目をつむった。