空の巫女

「昊!これはお前が狙われて居るんだぞ?」

「ですが、私は関係のない人々を見殺しには出来ません。」

「俺は、昊が傷ついてほしくない!」

「神威、貴方の気持ちだけでいいのです。これが私の運命ですから。」

その時、



「うわぁーん!!!!!」



今にも刺されそうな男の子が泣いていた。


「危ない!!」


昊は自分の身など気にせずに走った。