空の巫女

あいつと別れた後、側近の雷電が来た。

「なんだ、咲夜は遂に人を食べるのか?だが、あいつは紫苑姫だろ?あいつも運がないな。」

「雷電、俺はあいつを食べねぇ。」

雷電は側近だが、咲夜の幼馴染だ。だから、二人だと敬語はなくなる。

「なら、なぜむやみに人間に近づくんだ?」

「この一族に伝わる予言があるだろ?」

「あぁ、ある人間を守れだろ?」

「あいつだと、俺は思う。」

「ふぅーん。咲夜が言うならそうだろな?だか、咲夜会議の時間だ。行くぞ!」

二人は屋敷に帰って行った。