空の巫女

俺は何で抱きしめてるんだろう…

でも、あいつを守りたいと思った。

鬼が人を守るなんて可笑しいのに…

その時、

「また、私はあなたを運命に巻き込んでしまう・・・」

確かにあいつはそう、呟いた。

またって何だ?

始めて会ったのに巻き込こむとかないだろ。

しかし、それを聞いて悲しいとか何とも言えない気持ちがこみ上げて来た。