空の巫女

歩いていると着いてしまった。

「失礼します。紫苑です。」

「おぉ、来たな紫苑。実はな島田家の長男が・・・」

「父上、私は知らぬ人の伴侶になりたくありません。」

「でもな、お互いの領地が良くなるんだ。」

「もう少し結婚は待ってほしいです。」

「お前は15だ。早くはないだろう。」

「父上、お願いします。」