ー昼休みー


「ふ〜ん、なるほどねぇ//」


私は晴香に田中先輩の事を全て話した。

二年前のことも全て。


「で、のどかは結局、田中先輩を好きなの?」



「ぅ、うん。まあね。」



「じゃあ、これからどうしたいの?」


「どうするって、、うーん、先輩を振り向かせたい。」


ちょっと考えてからそう言った。


「頑張って、コクってみなよ!」

晴香が机から乗り出して

机をバシっと叩きながら

そう言う。


「でも、まだ先輩のことなんも知らないの。知ってんのは、中学生の時、野球部に入ってたことくらいで…」


話してる途中なのに晴香は私の手を引っ張った。