桜が舞う季節....

私、菜花伊織は
この星空高校に通うことになりました!

この高校の制服は
誰もが羨むような制服で
自分にあった着方でいいと言うのでも有名らしい...

私は、制服目当てじゃないけど...ね?

「おーい!いおりんおはよー!!」

大きな声で私を呼んでいる子は
小中と同じ学校だった永瀬姫子。
クラスもずっと一緒でいわゆる腐れ縁ってとこ。

「おはよー姫ちゃん!!」

私は、永瀬姫子の事を姫ちゃんって呼んでて
姫ちゃんは私のことをいおりんって呼ぶ。
すっごく仲が良いと思う。

「今日から高校生だねー!あ~楽しみ!!」
「うん。楽しみだね~!」

二人でクラス表を見に行く途中
多くの人に見られていた気がした...

まぁ、そんなことは後回しにしていたが
やはり気になるので姫ちゃんに小声で言った。

「ねぇ、姫ちゃん。私たちなんか見られてない?」

姫ちゃんはまったく
聞く耳も立てずクラス表を見ていた...

そして、口を開いたのは1分後で

「ねぇ、いおりん。私たち...」

いつもの声のトーンより低めな姫ちゃん。
ま、まさか!!??

私はクラス表をじっとみつめた。

クラス表を見ると私たちは
また、同じクラスだった。

「私たち、また同じクラスだね!」

姫ちゃんは嬉しそうにしていた。
私も、不安でいっぱいだったから姫ちゃんが居て
良かったと思ってる。

ちなみに組は4組だった。

二人で4組の教室にに歩き出し

ガラッとドアを開けた...

「うわぁ...あの子達めちゃくちゃ可愛い」
「だよな!俺はポニーテールの子が好み~」

私たちが入った途端に
クラス皆、何か言い始めた...