「女の戦い?」
「やべーぞ。」
翔希はそういうと屋上を飛び下りた。
嘘です。屋上の階段に向かいました。
「千鶴、てぇだすなよ・・・。」
そう吐き残して。
てゆーか、あたしも行こう!!
***
「ぎ・・・ギリギリセーフっ・・・。」
息切れしてるあたしと翔希。
今にも殴りかかろうとしているちーちゃん・・・。
「翔ちゃん!!ちーづちゃんがっ・・・。」
「またチーズって言ったわね!!この性悪女!!大っ嫌い!!」
「別にココは。あ、えっと、ぁそそそそそそそその、柊花ちゃん。。。」
あは。
あのどもりかた演技なんだ・・・。
うぜぇ・・・。
「いいよ。井上ちゃん、演技なんかしなくて。」
「そう。」
彼女からパット笑みが消えた瞬間だった。
「ココ、柊花ちゃんとは仲良くできると思ったけど、チーズちゃんの、親友だなんてちょっと残念。七瀬ちゃんも二人と中いいみたいだし。」
なんかいや。
すっごく上からものを言うね。


