待ちに待った始業式★


「向坂柊花。」

公佳があたしの名前を呼ぶ。

公佳は一応、国語担当。国語絶対落ちたなぁ~。

「はーい。」

あたしは返事をして席を立って、

廊下へ出る。

「柊花、国語の授業しっかり出なさい。」

そう言って渡された。


「44?!」

オール5逃すのは覚悟だったけど。。。

「そ。テストが全教科満点だから、1がつけられないのよね。」

「まぁ、公佳と違って天才だから。」

そういえばあたしのクラス、公佳ともう一人担任がいたと思ったけど。。。

誰だっけ。

つーか。

いたっけ。

「次、中村千鶴。」

あたしは急いで七瀬のもとへ行く。

「どうだった七瀬。」

「オール4♪」

おお!!前は、33って言ってたのに。

上がってるやないか―!!

「柊花は?」

「44だよ。そんな下がってなかった。」

「すごっ・・・。」