翌日
「何で。。。」
「どうかしたの柊花。」
「お母さん、、、あたし、泣きそうです。」
それはつい先日のこと。。。
『柊花ちゃんってさ、向坂公佳の妹だよね。』
蒼さんか茜さんにいきなり言われた。
『超そっくりだしすぐに分かった。』
どっちかが番組の時とは違うクールな声を出した。
一応、姉がいることは公表してるけど名前は出していない。
だから、わからないはずなのに。
『だ、、、誰ですかです。その公佳さんって。』
あたしは動揺してしまった。
『動揺したね。図星なんだ。』
ばれてしまった以上隠し通せない。
あたしは素の自分を出してしまった。
『で、何の用ですか。』
『freshを抜けてくれないかな。』
蒼さんか茜さんは笑顔でそう言った。
『はい?』
『取引しようよ。君が気に入ったんだ。僕たち。メグちゃんも。』
佐々木メグが?!
あたしを気に入った?
本気でそう思った。
『僕たちは欲しいものは手に入れなきゃいけないんだよね。柊花ちゃんとメグちゃん、僕たちで新しいユニットを作りたい。今の給料がどれだけか知らないけど、その3倍は出すよ。』
給料はまだ二週間なのでもらえるわけはなく。
まったくわからない。
てゆうか、二週間で引き抜きって。。。
『あ、郁馬君。君のナイトのご登場か。まぁ、いい返事期待してるよ。柊花ちゃん?』
あの顔は本気だった。
怖くて、動けなかった。