「柊花!!」

「千鶴、やっほ♪」

「キモいから。それより柊花、早くサボりにいこ。」

ちーちゃんがサボるなんて珍しい・・・。

「あの教室にいたくないのよ。公佳先生はショック受けてるし、女子はなんか勝手にキレてるし、男子は私のせいにしてくるし。」

「ごめんね・・・。」

あたし、結構、ちーちゃんを傷つけてるのかも・・・・。

「別にいいわよ。私は柊花が大好きなんだから。ただ、柊花以外の人が嫌いなだけ。」

ちーちゃん、七瀬は・・・?

あたしの疑問が伝わったのか、ちーちゃんはあたしに耳打ちする。

「七瀬もね。」

よかった。

七瀬も一緒!!

「翔希は嫌いだから!!」

「俺は千鶴好きだよ?」

ドクッ。。。

どこからか音がした。

でも二人には聞こえてないみたい。。。

さっきから、ドキドキ、ドクドクうるさいよ。

止まってこの音。。。

「もちろん柊花のほうが好きだけど。」

そういうことをさらっと言わないでほしい。

ムカつくから。イラつくから。

しかも、さっきより音が大きくて、早くなってる。