「次は、初コンサート柊花!!」

満があたしの名前を叫んだ。

あたしも出ていく。

さっきまでみんなで立っていたステージは一人で立つととてつもなく大きい空間だった。

「向坂柊花で、YELL SONGです。」

あたしは音楽を待つ。

「♪大きな声でなかなか言えないことって
  たくさんあるよね 告白とか応援とか
  好きって言いたい 頑張れって言いたい
  でも結局迷ってしまうんだ
  
  あたしから君に最上級の応援
  応援しかできることはないけれど
  どこかでつながってるって信じてるから
  この言葉を送ります

   一緒に頑張ろう♪」

あたしは勢いよく頭を下げた。

「最後は我らが、freshリーダー、翔希!!」

あたしは出てきた翔希とハイタッチをして奥に引っ込んだ。