時が流れるのは早いもので、

あたしたちの合宿は終わりをつげようとしている。


翔希と井上ちゃんどうなったんだろう・・・・?

「柊花ちゃん。ごめんね?」

「何で、井上ちゃんが謝るの。」

別れてって言ったのはあなたでしょう?

「ココじゃ、翔ちゃんを支えられない。」

「え?」

「翔ちゃんのこと好きなのは、ココじゃなくてココのママなの。」

井上ちゃんはさみしげに笑った。

「翔ちゃんのことを通してでもココを見てほしかっただけなのかも。」

後ろには、翔希が立っていた。

「あとは二人で・・・ね?」

井上ちゃんは笑顔でバスに乗り込んだ。