翔希は、振り返りもしずに、

部屋を出て行った。

残ったのはあたしの酷い泣き声。

それから、

別れてしまった真実。

「翔希・・・ゴメン・・・っ・・・」



あたしは、もう、翔希って呼ぶことも、

柊花って呼ばれる資格もないんだね。









「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」



大好きだよ翔希。

ゴメン。