「ちょ、ちょっと千秋っ……きゃあ」 さっさと背を向けて行ってしまう千秋。 慌てて後を追ったけど、そのひょうしに何かに躓いてしまった。 崩れる視界。 酔っぱらってるあたしのバランス感覚は、いつもに増して悪くて。 そのまま前のめりになる。 ドサッ! ……………。 「……さっきから何してんの。 大丈夫?」 耳元でそんな呆れた声がする。