「あー!そう言う人は、グラウンド走ってもらいますよぉ!」


俺に続いて、後ろから美鈴が叫ぶ。


「「はっ!?」」


驚く部員たち。


ニッと笑う俺と美鈴。


「先輩たちには、悪いっスけど俺達今回負けたぐらいでめそめそしてる暇ないんっスよ。」


「・・・・・・。」


その言葉に、顔をあげるメンバー。


「俺らには次があるんすよ!そのために、昨日のことは踏み台にして上昇らなきゃいけねぇんスよっ!!」


「そうだよ!諦めるの、早すぎだよっ!!」


美鈴の言葉に、段々生気を取り戻していくメンバー。