「し、仕方ないなぁ!!」


ひらりとベンチの手すりを飛び越えて笑顔で駆けよってくる。


「よぉーし!じゃあ全員揃ったところで、グラウンド30周!行くぞっ!」


「え!?さっき25周だったじゃないっスか!」


「気にすんな!行くぞっ!」


「「「プっ・・・おぉぉぉ!!」」」


グラウンドを、同じ帽子をかぶった奴らと制服の女子が走る。






俺達の夢は、まだ始まったばかりだ!











【完】