そう返事を してみたものの、あたしは何か変だなって、思った。
みちるくんの話しぶりを聴いていると…、
その人が まだ、生きてるような…。
もちろん、死んだとも取れるけれど…、
生きてる とも、十分 取れるような…。
「あのー、みちるくん?
話の途中で、ごめんなさい。
それで その好きな人と言うのは、今は…」
あたしが恐る恐る訊いてみると、
みちるくんは少し不思議そうな顔を、した。
「…もしかしてリアちゃん、
その人 死んだ とかって、思ってる?」
「図星」
…あ、間違えて″図星″の方を口に出しちゃった。
「…いや、あのー、
実は さっきまで、そう思ってました。
でも みちるくんの話を聴いてたら、
やっぱ違うのかな って」
あたしが慌てて言い直すと、
みちるくんが″そっか…″って言って、笑った。

