時間も分からなかったし、見事に人が通らないもの だから、 あたしは もう、自分が どの位そこに居て、 どんな状態に なっているのか すらも、分からなかった。 ただ、もう その場に立っている事は出来なくて、倒れるように座り込んだ。 動けなくなった あたしに捨て台詞を残して、 女の子達は帰って行った。 酷い台詞だったと思うけれど、 ″ようやく解放される″って安堵感の方が強くて、 記憶には残っていない。