あたしの気持ちとは裏腹に、 貴は本当に あたしと縁を切りたがっている みたいに、 あたしの事を無視し続けた。 病院に来る時間も、 相変わらず あたしの居る時間帯を避けてるみたい だったし、 携帯に至っては変えてしまった みたいで、 電話すら通じなかった。 どんな時も あたしの味方で居てくれた貴に 見放されてしまったような気がして、 あたしは何とも言えない喪失感の中で、毎日を生きていた。