そうして、 あたしと みちるくんは別れたの。 みちるくんは… 何処に行くとは言わずに、あたしの前から姿を消した。 …神様。 どうか みちるくんを、幸せにしてあげて下さい。 あたしじゃない誰か… みちるくんを幸せにしてくれる誰かと、出会わせてあげてください。 みちるくんの後ろ姿を思い出しながら、 あたしは心から、そう祈った。