―……これで、よかったんだ―




ベッドで布団を被って泣きながら、思った。


みちるくんに甘えてしまえば…

きっと楽に なれたかも、しれない。


…でも、違う。




楽に なりたいから って理由で、

自分の事を好きって言ってくれてる みちるくんを利用する なんて、出来ない。




それは あたしの…、

最後のプライド、だった。