「…貴」




「リア?」




あたしが声を出したのと、貴が あたしの名前を呼んだのは、

同時だった。






「…何…?」




「…どうせ雪が降るなら、

槍も降らせるつもりで言うけど…」






「…うん 笑」




「………。


……俺も…、

リアには感謝してる。




ありがとう」






「貴…」








「俺の人生は……

リアに出逢えた事で……幸せ、だった」