【千秋sade】

あ~やっぱ朝ダリィ

そんな事を考えていると・・・。

「おはよ、千秋」

そんな挨拶が聞こえて振り向くと

「美優・・・?」

そこには瑠衣の幼馴染の美優がいた。

「うん、千秋相変わらず変わらないわね」

「そーゆーお前も顔以外全然変わってねぇな」

「それどういう意味?」

あ、やべ、怒った??

「いや、性格キツイな~って・・・。」

顔鬼になってるし!!!

「はぁぁぁ!?あんたねぇ・・・。」

ワナワナと震える美優を押さえた

「で、なんでここに?」

「あたしがここにいちゃいけない訳?」

あ~・・、ますます怒らせてるな、俺

「違くて、いきなり?朝の挨拶いつも俺からだったし・・」

ああ、もうこの空気嫌だわ

「わざわざ話があって千秋探したの。」

「・・・、話?」

なんの話?美優から話って・・・、一体なんだよ。

「うん、話。瑠衣の事なんだけど・・・。」

瑠衣?ああ、俺の事忘れたって話な。

「今、なんか変な事思わなかった?」

げっ、読まれてるし、相変わらず鋭いし・・・。

「はぁ、その顔図星ね、まぁいいけど・・・、話っていうのは・・。」

いいのかよ、まあ、話優先だな

「瑠衣、あんたが引っ越してからの帰り道家族4人で車で家に帰ったらしいの

そしたらね、あたしは違う車で移動したから良かったけど・・・、瑠衣達の車が

交通事故にあって親さんが亡くなったのよ・・・。」

・・・、は?何言ってんの、今日エイプリルフールじゃねぇよ?

「冗談も程々にしろよな」

はあ、まじなんなんだよ

そんなふうに思った俺は次の美優の発言で頭がなにかで殴られたような感覚がした