「で、ここに連れてきてなんか言いたいことあるんでしょ？」

さすが親友、よくわかるね

「うん、実はさ・・・。」

事故にあったこと、自分のせいだということ

すべて隠さず美優に教えた

美優は泣いていたんだ・・。

「美優・・・？」

「よく頑張ったね、でもね瑠衣、あんたのせいじゃない

大丈夫、きっと西原くんは目を覚ますよ、瑠衣のせいじゃないんだよ？

西原くんは自分で瑠衣を守りたいって思ったの

もしもこれがあたしのせいだって思い込んで

その命を無駄にするなら西原くんはなんのために

瑠衣の命守ったの？いい？

そんなふうに思っちゃいけないんだよ？

だからっ、だから自分を責めないで・・・っ」

最後のほうは号泣していた美優。

あたしも美優も大泣きして

2人して抱き合って泣きあった

「ありがとっ・・、美優・・、きっときっと

歩くん、目を覚ますよね・・・？」

「当たり前でしょ！！あたしたちは

ちゃんと待っていよう？？」

「うん、うんっ・・！」

あたしは元気を美優からもらった気がする

あんなに抱え込んでいた荷物を

美優が半分持ってくれたような

そんな感じがした

ありがとね・・・・・、美優。