あれから歩くんはなんとか死を逃れた

だけど、ずっと目を覚まさない

ずっと一緒って言ったもん

帰ってきてくれるよね?

~学校~

歩くんの居ない学校はとてつもなくツマラナイ

あれからずっとあたしは上の空だった

色も音もなにもなくなっていくような

気がした。

ガラガラッ

「えー・・、ウオッホン、西原が事故で入院している

お前らも気をつけろよー」

「えー、西原くんが!?やだなー」

「いやいやあんたが嫌だとしても、もっと嫌なのは

彼女でしょ」

「歩ー!!帰ってこいよなぁ!」

「西原、大丈夫かな」

みんな口々に言う

全部あたしのせいだ・・・。

「鈴木、どうした顔色悪いぞ?」

「あ、いえ・・・「センセー!瑠衣ちゃんは彼氏が事故にあったから

顔色悪いの!!デレカシーなさすぎ!!、ね?瑠衣ちゃん」

「う、うん」

「ほらー!」

「そうか、無理すんなよー」

あなたらの方がデレカシーないよ

歩くん・・・。

「瑠衣、大丈夫?」

「美優・・・。」

美優ゴメンネ、心配かけて。

「なにかあったら言ってね?」

美優が親友でよかった

「あのさ、屋上行かない?」

「ん??あ、オッケー!」

そうして屋上へ行った