「ありがとう」 大きくて可愛らしい瞳で俯く私の顔を覗き込んで、 君は微笑んだ。 その女の子みたいな可愛らしい容姿には そぐわない、低くて よく通る声で、 その容姿には ぴったりの、明るく天真爛漫な笑顔で、 本当に″ありがとう″って、思ってくれてるのが伝わって来る…声音で。 「ホントに、ありがとね」 真っ直ぐに私の目を見て そう言う、君。