「………和ちゃん?」




どの位その場に居たのかは、分からない。




でも いつの間にか あなたは居なくなっていて、

きっと あなたの投げたナイフも消えたのだろう と、ぼんやり考えた頃、

意外 過ぎる声が、私の耳に届いた。




信じられない気持ちで振り向いて見ると、

其処に、″君″が、居た。