「…貴史ね、 ″帰る″って言ってたけど…、 学校に戻ったかも、しれない。 誰も居ないとこが好きだから、人気の無いとこ、探してみて」 最後に もう一度、 人好きのする優しい笑みを浮かべて、香澄が言った。 分身の香澄が言う事だから、 何の根拠も無い言葉も、すんなり受け入れる事が、出来た。 和は何の疑いも持たずに、学校へと向かって行った。