「あの、なんで冥王と魁皇の若頭さんは組の名前と苗字が違うんですか?」 ヒロさんが、ニコッと笑った。 「魁皇と山王、冥王、それから紅王は四天王組だ。 そして、それを束ねているのが竜王。四天王組は、竜王に構成された組だからね」 「自己紹介は終わったな。花蓮、そこで寝ておけ」 奏太さんに言われて私は、向こうのソファに腰かけた。