【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱




「それって、屋敷を追い出されるってことですよね!?」




 私が言うと、




「はぁ!?なんでそうなるんだ?」



 
 私は、目を丸くした。




「え、だって…」



「ここに出入りさせるのは、追い出すからじゃなくて、俺がお前を監視するためだ」



「か、監視!!?」



 なんか、怖いんですけどっ!!