進む方向は、屋敷とおんなじ。 私の悲鳴のせいか、奏太さんは、バイクのスピードを緩めてくれた。 「あのー、どこへ向かっているんでしょうか?」 一応聞いてみる。 「お前はおとなしく俺にしがみついてりゃいいんだよ!」 あっさり、突き放されました(泣) 「言ったって、お前にはわからねぇだろうしな」