【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「話は終わった?」






 瑛太さんがにこやかに。






「終わった」







 奏太さんが答える。






「そろそろ、花火始めんぞ」






 呟いた龍太さんが、私の方をチラッと見た。





「うん!」





 私の言葉に





 龍太さんが一瞬、笑った。