【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱









 あのときは




 何がなんだかわからなかったけど。






 奏太さんに誤解されたとき




 すごく悔しくて





 悲しかった。






 龍太さんに、素直になれ、って言われて





 やっと気づいたんだ。







 私は、本当は




 奏太さんのことが好きなんだって。