【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱








「えーっとですね…」






 言いかけた私の顎を





 奏太さんが掴む。







「あ、あのっ…!?」




「話すときは





 相手の顔をちゃんと見やがれ」







 !!






 私は、緊張しながら奏太さんと目を合わせた。