【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱










 私は抵抗できないまま、





 奏太さんに引きずられた。






 外に出て、瑛太さんが運転する車に乗る。





 奏太さんが、





 肩も引っ付くくらいの距離に腰かけてきて





 顔が熱くなった。






「あ、奏太!」




 龍太さんが怒る。




 けど、奏太さんは涼しい顔で座ってた。