私は抵抗できないまま、 奏太さんに引きずられた。 外に出て、瑛太さんが運転する車に乗る。 奏太さんが、 肩も引っ付くくらいの距離に腰かけてきて 顔が熱くなった。 「あ、奏太!」 龍太さんが怒る。 けど、奏太さんは涼しい顔で座ってた。