【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱









 私は、ナイフを振り上げた。





 直後。






 血しぶきが上がった。






「…!?」




「奏太!?」





 瑛太さんの声に





 私は血しぶきが上がった方角を見た。