【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱








 奏太SIDE





 物置部屋に一人残された俺は




 頬を叩き。





 喝を入れて部屋を出た。






「花蓮ちゃんは!?」





 親父が、小声で。




 なんで小声なのかと思ったが




 答えはすぐにわかった。