【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱









「もし…




 身の危険を感じたなら





 迷わずに逃げろ」







 奏太さん…?





「絶対に無事でいろ。




 無茶だけは





 するんじゃねェ」





 私は頷いて。





 今度こそ物置部屋を出た。