「なんだ、その顔は」





 奏太さんに睨まれて





 私は首を横に振った。






「ま、いいか。




 喧嘩っ早い乱舞は、戦力もそこそこ高くてな」






 そこそこって…




 高いとは言わないような…。





「乱舞は、近所の暴走族と戦って、




 仲間にした」