【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「花蓮ちゃん」





 名前を呼ばれて振り向くと、





 龍太さんがいた。






「やっぱり君は…




 奏太のことが好きなんだね」







 え?






 私は驚いた。