「乱舞の一件だ」 !! 私は、驚いた。 「乱舞が、最近いろいろな事件を起こしていてな、総長としても見過ごすわけにはいかなかったんだ。話し合いにしようかと議論している最中に、新たな進展を起こしたのが、花蓮、お前だ。お前の件で、腹は決まった」 奏太さんは、言葉を切った。 私は、催促せずに、奏太さんが話を再開するのを待つ。 「俺らは――――乱舞を解散させる」