【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱








「違う!」





 奏太さん、顔真っ赤!





 直後





 電話が鳴った。






「龍太か」





 奏太さんが、携帯の通話ボタンを押した。





「…おう、そうか。アジトの場所、わかったのか。ご苦労」





 アジト…?



 何の話かな。