「アジトを見つけて…どうするんすか?」 ヒロが、俺のことをじっと見てくる。 ヤクザのくせに、ヤクザらしくない、 無垢な瞳。 こいつ、よくこんなんで、若頭やってられるな。 「そうだな…解散させる」 俺の言葉に、今度は潤が、 「か、解散!?」 声を上げた。