【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「なんだ、先に来てたのか」





 言いながら、乗り込んできた奏太さんは、私の隣に腰を下ろした。




「おやおや…」




 私たちを見た瑛太さんは、にこにこしながら、ハンドルを握る。





 何なの、今の!




 何嬉しそうにしてるんですか!?




「ま、出発進行〰〰〰〰」