【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「疑わしいわね…花蓮ちゃん、ホント?」





 …まあ、されてないよね。




「何も、されてませんよ」




 私の答えに、亜衣さんは納得したみたいで、




 部屋を出て行った。





「…花蓮、飯食いに行くぞ」




 そうだった。今日は検査に行くんだったっけ。