この一週間、何も食べていなかった私は、夕食を食べられなかった。 おなかはすいていて、ごはんを食べたいのに。 体が受け付けなくて。 亜衣さんが出してくれたバケツに、私は食べ物を吐きだしてしまった。 背中を擦ってくれる奏太さんの手の温もりが 生きているという実感を私にくれた。